March 08, 2005

カタカナ表記とアルファベット表記

日本語の柔軟性はカタカナという表現方法によって洋語を含む外国語の多くを取り入れてきました。
思想や習慣などに関する語では概念ごと輸入された後で音韻学的に日本語に吸収された言葉が多くあります。
例えば少し考えただけでもストライキやデモ(demonstration)など。
#本来は野球のストライク(strike)と同語なのに何故かストライキ
しかし少ない数の言葉が既存の語の単なる置き換えによって丸め込まれていきました。
例えばレイプ、コメント、トリック、ストラテジ。

ここらへんについてはさすが、日本人と思えます。
ところがどちらの意味においても丸め込まれていない言葉が今でも数多くあるのです。
それが(特に技術・医療の)terminology。
これらの分野では外国発の技術や理論が矢継ぎ早に流入してくるので、
書物という日本語化の重要なフィールドにおいて殆ど追いついていない。
#その場合には一般語化することはないので、
#(一次)書物でターミノロジと書かれるかterminologyと書かれるかに委ねられます
だからどうしても海外の論文や書物など洋語を基盤としたレファレンスが
日本語圏においても展開されるということになる。
それを日本語で出力する段において、やはり違和感を拭えないのです。

まあ、理屈をなんと言おうが表音文字文化において音韻化されていない概念などというのは
あり得ないということにつきます。

Posted by Samourai | Comments(0) | TrackBack (0)