February 23, 2005

The Smashing Pumpkins - Mellon Collie and The Infinite Sadness

スマパンの二時間に及ぶ大作アルバムです。
Nirvanaなどと合わせてグランジだとかオルタナティブだとか言って括られてしまいますが
まったく似ていないし,そもそもalternativeであるということが
既存のロックという形式に当てはまらないという意味以上のものを
持ち合わせていないのだから致し方ない事です。

ロック史を少しほじくり返してみると60年代に反社会という名のロックが大衆に浸透し,
続いて破壊という名のロックが世界を席巻しました。
そして生まれたのが反ロックという名のもので
つくづく,ロックというものは天の邪鬼な存在ですね。
これは形骸化されるということの意味を常に突きつけるという現代(=資本主義的)音楽の神髄を表すものだと思います。
その詩は「目を背けるなよ」と。
その声は「それでいいのかよ」と。
その音は「取り込まれるなよ」と。
この目が濁りすぎてしまわないように,と。

凡庸に書いてしまうと,音のまとまりに優れているバンドです。
完成度高い系とでも言えますか。
方向性は違ってもその完成度ではNirvanaには太刀打ちのできるものではありませんが
その同世代を魅力的に生きたバンドであるんじゃないかな,とも思います。
否,逆に言えばNirvanaと同世代だからこそお互いの音がお互いの音になったのかもしれません。
ボーカルもベース,ギターもアレンジも素晴らしい……。

Posted by Samourai | Comments(0) | TrackBack (0)