November 14, 2004

蟲師

正直、時代はよく分かりません。
江戸時代なのか、もっと昔の話なのか、カタストロフィ以降を描いた近未来モノなのか。
分かることはどうやら日本"らしい"国に蟲師と呼ばれる
普通の人には見えない虫のような異形の、大抵は意思を持たない、存在を見たり
それらが人間に悪さをするならそれを止めたりすることができる人が主人公です。
このあたりの設定には日本的アニミズムの形跡が強く感じられます。
時代が分からないと言った理由は多くの人が着物を着ていること、電気・ガスがない事、
政府や公的機関の存在が見られないこと、
主人公はスタンドカラーのポロシャツと言った感のあるいわゆる洋服を着ていること。
ストーリー性は薄く、一話完結的に話が進みます。
誰しもが持っているノスタルジアとアニミズムを完全に描ききっているという点で作者の勝利です。
日本人なら誰でもこの漫画を理解できるはずだし、多分日本文化を母体としない人にはわからないでしょう。

Posted by Samourai | Comments(0) | TrackBack (0)