現在のところ、老化を抑え寿命を延ばすには
まず代謝を抑制する、つまりはカロリー制限にありました。
ですので一年以上、一日摂取カロリー1000Kcal以下というものを続けています。
標準的なこの年齢の男性では2200Kcal程度が一日消費カロリー、かつ摂取カロリーだそうです。
基礎代謝、つまりは何もしないでゴロゴロしているだけで消費する分のみでも1500Kcal前後はあるようです。
それに対して、1000Kcalというのはどういうことでしょうか。
エネルギーは保存されますから入ってくる分と出て行く分は必ず一致します。
つまりはこの基礎代謝分の消費カロリーが大幅に減ったのだと思います。
エンジンに喩えれば燃費が良いとも言えますね。
言い換えるならこれが本来の燃費であって、それ以上を消費するようなら
なんらかの問題を抱えているのではないかと思います。
問題というのはエネルギーの無駄な消費ということです。
そしてこの無駄な消費こそが寿命を縮める鍵なのだと思います。
例えば、マウスを使った実験で沢山食べさせた一群は少なめの食餌の一群に比べ、
2割程度寿命が短いという結果があります。
また、ショウジョウバエのうちあるグループの固体は全てハネを取ってしまうと
そのグループがハネのあるハエよりも長寿であったということです。
更に、環境温度がより低い方が"変温動物"を使った実験では長寿であったようです。
軽い運動はSOD活性を高めるので、
総合すると少ない食餌と適切な運動によって最も良い結果が得られると想定されます。
■最も長く生きるマウスのパターン
妊娠時に母親マウスに蛋白質を充分に与える
授乳期には母親マウスに蛋白質を控えて与える
離乳期に子マウスに糖分を少なく与える
しかし、しかしです。
今年発表された論文(アバディーン大学のJohn Speakmanら)の中で
「代謝率が高いマウスは、代謝率の低いマウスよりもずっと長生き」(原文)とあります。
これは一世紀以上に渡って信じられてきた定説の真逆ですので、多いに関心があります。
これが追認され、かつ人間にも適用できる可能性が出てきたら、どうでしょう。
例えばアスリートなどがまさに最も長寿命に成り得るということになります。
代謝を落とそうと思えば摂取カロリーを減らせば"簡単"に(多くの人が失敗していますが)可能ですが
代謝を高めようと思えば沢山食べるだけではなく沢山運動する必要があります。
より難しくなるというのは確かだと思います。
摂取熱量と寿命には逆比例の相関関係があると言われているので、この矛盾点をどう解明するのでしょう。
急激なダイエットにより『ダイエット臭』というものが発生することがあるそうです。
これは脂肪をエネルギーとして利用することにより、脂肪中に溶け込んでいた
有害物質や過酸化脂質が異臭の原因になると言われています。
体重が平衡状態では発生しないものと考えています。