October 24, 2004

日本人の腸の長さ

日本人の腸の長さは欧米人に比べ、全長で2mほど長いのです。
これは古来より日本人が農耕民族であったこと、欧米では狩猟民族が主流であったことと密接な関係があります。

この2mの長さは単純に腸管内の滞在時間を延ばします。
肉類は野菜に比べ、消化し易いのでもし日本人が肉を食べると
長すぎる滞在時間のために肉が排泄前に腐敗を起こします。
つまり日本人は欧米人以上に肉を食べるときに気を配る必要があるのです。
単純な食事の欧米化はこの問題点を支えることはできません。
もし肉を食べるのであれば十分以上の食物繊維を摂れということになりますね。

■腸の長さは先天的か後天的か
結果論として日本人の腸は欧米人より長いというだけで、
それが長い歴史の中で勝ち取った遺伝性のものであるのか、
それとも生まれたあとの食事による後天的なものであるのかは明らかにされていません。
しかし、ここにある判例を挙げたいと思います。
パンダが絶滅の危機に瀕しているということはご存知かと思いますが、この大きな原因が食生活にあります。
パンダの腸内を調べるとその細菌郡は主に肉食動物のものであったのに対して
現実的なパンダの主食は笹の葉なのです。
事実、パンダは哺乳類の食肉目に属します。
いつからパンダが笹を主食とするようになったのかは知りませんが、
この食生活上の矛盾がパンダの繁殖能力を削ぎ、絶滅の危機とせしめているようです。

もちろん日本人も欧米人も共にヒト科であるので、この遺伝的差異が
パンダ程にクリティカルになるとは断定できませんが、その可能性を示唆し得るものだと考えています。

Posted by Samourai | Comments(0) | TrackBack (0)