October 24, 2004

オリゴ糖

オリゴ糖とは単糖が2~10個程度繋がった形で単糖類(二糖類も含む)でも多糖類でもない程度の大きさです。
すなわち、酵素の特徴の一つ『基質特異性』によって人間が持つ糖質分解酵素の働きを受けないために
ほとんど分解されずに腸まで届き、またその分子量から人間が吸収しづらいことによって
腸内細菌の栄養になるというのがオリゴ糖の性質です。

腸内細菌叢には大きくわけて善玉菌・悪玉菌・日和見菌の三種類の細菌が定常しています。
悪玉菌の代表株がウェルシュ菌、善玉菌は乳酸菌です。
悪玉菌の栄養源は蛋白質・脂質であり、最適pHはアルカリ性であるのに対して
善玉菌は糖を栄養源にし、最適pHは酸性です。
そしてオリゴ糖はその善玉菌の主な栄養源になるというわけです。

実際のところ、研究が進めば進むほどに分かってきたことなのですが
人の健康に及ぼす影響性を考えると腸内環境というのは非常に大きなファクターなのです。
例えば近年急増しているアレルギーの主要な原因が腸内環境にあると言われています。
#アレルギーは自覚症状の有無にかかわらず、70年代以降に生まれた人の90%が持っていると言われている

そういった意味で腸内細菌叢に着目したプロバイオティックスは21世紀型予防医療の先鋒です。
この核は生きた善玉菌を取り入れるということと彼らの栄養源を摂取するという二つにあり、
彼らの栄養源に成り得るものとしてオリゴ糖・食物繊維などが注目されているわけです。

オリゴ糖にも沢山種類はありますが、普通、ドロップタイプのオリゴ糖を一日にスプーン一杯程度摂取すれば十分です。

Posted by Samourai | Comments(0) | TrackBack (0)