リテラシとは"literate - 読み書きができる"の派生語で「読み書き能力」という意味です。
ここでは抽象的に物事を外に出力するという『書く』に当たる能力と
外にある情報を適切に受け取る『読み』に当たる能力を指します。
例えば新聞やTVなどにはヤラセとか色々な煽りがあり、
それに振り回されることなく正確に情報を読み取る能力はとても重要です。
これに欠けるとまさに踊らされているようなものですね。
しかし、それがインターネットに場を移すとまた別の面が見えてきます。
まず、インターネットにおいては送信者と受信者の距離がとても近いので
今までのメディアとは異なり親近感のようなものが湧きがちです。
そしてその親近感は情報を正しく読み取る能力をマヒさせてしまいます。
つまり危険度としては一般メディアに比べインターネットのそれはより高いと言えるでしょう。
また、匿名性の問題もあります。
例えばラジオや新聞などに投書しても普通に考えればそこから個人情報が漏れることはありませんから
何も気にせずにいられましたがインターネットでは簡単に個人が特定されます。
喩えるならTVで自分の住所や名前、電話番号を放送されてしまうようなものです。
一般メディアに比べ書く能力にも高い注意が必要であることが分かります。
そして同時にインターネットとはワールドワイドですから何かを送信したら
それは世界中の人から可視の状態になります。
ふと意識することもなく書いてしまった文章が大問題になったり、企業や個人から訴えられることも珍しくありません。
某掲示板では冗談のつもりで「殺す」とか「爆破する」などと発言した人が
ことごとく脅迫罪で逮捕されています。
また、企業に対してあることないことを書いてしまえば名誉毀損などでン億という借金が降りかかってくるとも限りません。
例えば子供がこれはやっていいのかそれとも悪いのかと考えるように
大人であってもインターネットにおいては全ての行動に対し慎重にならなくてはいけません。
今までの常識が通用しないのがインターネットなのです。
そして周りにある情報もまずは疑うことから始めます。
ユーザボイスであってもそれが本当に純粋なユーザの声なのでしょうか。
親しげに近づいてくる見知らぬユーザはどんな意図があるのでしょうか。
まずは疑うことから始める。
それがインターネットの心得です。